近過去 過去分詞の一致2 補語代名詞
近過去 過去分詞の補語代名詞との性・数一致
過去分詞は主語の他に補語代名詞にも性・数一致する場合があります。過去時制を表す助動詞にavereを取っていても直接補語代名詞のlo・la・li・le・neがあれば過去分詞はそれに性・数一致させなければいけません。地域によっては直接補語代名詞mi・ti・ci・viにも性・数一致させることもありますが、基本的には直接補語代名詞lo・la・li・le・neだけ性・数一致すると覚えてください。また間接補語代名詞(mi・ti・gli・le・ci・vi)には一致させません。
近過去 過去分詞の補語代名詞との性・数一致の例文
- Ha mangiato la mia torta?
(彼は私のケーキを食べましたか?)
→ Si', l'ha mangiata.
(はい、それ(ケーキ)を食べました)
直接補語代名詞laがあるので過去分詞の語尾を-aに変える - Avete letto questi libri?
(あなたたちはこれらの本を読みましたか?)
→ Si', li abbiamo letti.
(はい、私たちはそれら(本)を読みました)
直接補語代名詞liがあるので過去分詞の語尾を-iに変える
→ Si', ne abbiamo letto uno.
はい、私たちはそれ(本)を1冊読みました。
→ Si', ne abbiamo letti tre.
はい、私たちはそれら(本)を3冊読みました。
neは本を指し、その本の数で1冊だと-o、複数だと-iになります
→ Si', li abbiamo letti tutti.
はい、私たちはそれら(本)を全部読みました。
すべてを表すときはneではなくliを使います - Gli hai prestato la macchina?
(彼に車貸したの?)
→ Si', gliel'ho prestata.
(はい、彼にそれ(車)を貸しました)
直接補語代名詞laがあるので過去分詞の語尾を-aに変え、間接補語は性・数一致しない - Quanti biscotti hai mangiato?
(どれくらいビスケットを食べたの?)
→ Ne ho mangiato uno.
(それ(ビスケット)を1枚食べました)
→ Ne ho mangiati cinque.
(それ(ビスケット)を5枚食べました)
neはビスケットを指し、そのビスケットの数で1枚だと-o、複数だと-iになります
これら過去を表す助動詞の選択・主語の過去分詞の一致・直接補語代名詞の過去分詞の一致は他の複合時制(過去を表す助動詞と過去分詞で表す時制)でも同じですので、この際しっかりマスターしておきましょう。
近過去 過去分詞の一致2 補語代名詞 イタリア語文法練習問題
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